投資信託は税金がかかるものなのでしょうか？
はい、基本的には税金はかかります。投資信託の種類にもよるのですが、株式投資信託の例をあげますと。投資信託によって得られる利益が「分配金」「売却・解約・償還益」に分けられます。
これらに対して、10%ずつの源泉分離課税と申告分離課税というものがかかってきます。この中で分配金は、源泉分離課税にあたり、 その他の物は申告分離課税にあたります。そしてこの申告分離課税に対しては、原則確定申告が必要になるのです。
ただし投資信託に対して源泉徴収ありの特定口座で運用を行っている場合は申告は不要になります。
そしてもう一つ、公社債型投資信託の場合は利益に関しては全て20%の源泉分離課税がかかります。こちらは確定申告の必要はありません。投資信託で売買をした場合、当たり前ですが損失を被って終わる方もおられると思います。
その際は必ず確定申告をされることをお勧めします。投資信託の解約請求や償還によってお金が戻った場合、損失が生じている場合があれば、他の株式などの利益と通算が可能だからです。
これは向こう3年間において繰り越すことができるため、投資信託で損失が出た場合は、通算して確定申告をした方が得なのです。