投資信託は様々な諸費用がかかるものです。
中でも手数料以外の信託報酬が一番厄介だということは、以前にも説明していたと思います。また場合によって、解約におけるペナルティーということで解約に関する手数料がかかるものもなかにはあります。(償還前に解約をしてしまう場合など)
はたしてこういった手数料は一切かからないものとして、ノーロードと呼ばれる投資信託があることを「手数料と信託報酬」の項目で触れたと思います。確かにこのノーロード投資信託というものは販売手数料の記載がありません。
一見お得のように聞こえますが、しっかり調べていきますと、このノーロードは販売会社の販売戦略によって仕組まれているものだということがわかってきます。投資家にとっては手数料はなくて入り口はすごく敷居が低いのですが、実は入り口で費用がかからない分、信託報酬やそれ以外の諸費用は割高になっているのです。
ノーロードだから単純にお得だというわけにはいかないわけですね。ノーロードの分だけ販売側はそれ相応の収益が発生することをちゃんと考えて売り出しているわけです。購入する立場からすれば、ノーロードであろうがなかろうが、の投資信託に手を出すと、どれくらいの費用が発生するのかをちゃんと考える必要があるわけです。