ライフサイクル型投資信託というのをご存知でしょうか?これはどういうものかと言いますと、若い頃は積極的にリスクを取って、アクティブな投資を行い、老後は安全資産の比率を比較的増やす投資手法に切り替えようというものです。
その中に、積極型から安定型まで異なる資産配分の投資信託がラインナップされており、年齢に応じて投資家が選べるタイプとなっています。
一見、まともなように聞こえますが、果たしてと投資に対するリスクとは関係性があるんでしょうか?私はあまり意味がないのではないかと思います。リスクと密接に関係するのは、むしろ投資家の資産額ではないでしょうか?
例えば若年層のサラリーマンの貯金と一通り人生をやり終えた高齢者とでは、預貯金の差はどれほどのものでしょうか?
預貯金額に乏しい若年層に果たしてリスクをはった投資は可能なのでしょうか?
どう考えてもリスク商品を買いやすいのは、それなりの資産をお持ちの高齢者ではないでしょうか?
投資信託販売会社もあの手この手の商品を出してきますが、全てを鵜呑みにしてしまうと、このように全く良くわからない商品を勧められることもあります。やはりご自身で、ある程度知識を蓄えてたほうがよよいということでしょう。