ポイント運用とポイント投資の違いは?初心者向けに解説!

コラム

日常生活で貯まるポイントを活用して資産形成を目指す「ポイント運用」と「ポイント投資」。一見似たような仕組みに思えますが、実際にはリスクの大きさや運用方法に違いがあります。この記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較し、初心者に最適な選択肢を提案します。

ポイント運用とポイント投資の基本

ポイント運用とポイント投資は、どちらも貯めたポイントを活用して資産を増やす仕組みですが、運用方法やリスクの有無が異なります。

ポイント運用は、ポイントを「運用体験」に使うもので、実際に株式や投資信託を購入するわけではありません。市場の値動きに応じてポイントの増減を楽しむシミュレーション的な仕組みです。基本的に元本割れの心配はなく、手軽に投資の仕組みを学べるのが特徴です。

一方で、ポイント投資は、証券会社のサービスを利用してポイントを「実際の投資」に使う方法です。株式や投資信託の購入資金としてポイントを充てられるため、資産形成に直結します。ただし、投資なので元本割れのリスクがある点には注意が必要です。


ポイント運用とは?

ポイント運用の仕組み

ポイント運用は、貯まったポイントを疑似的な投資に回し、金融市場の動きを体験できるサービスです。実際に証券取引を行うわけではなく、あくまでポイントの増減を楽しむ仕組みのため、証券口座の開設も不要です。

運用の方法はシンプルで、多くのサービスでは「株式コース」「バランス型コース」など、いくつかの選択肢が用意されています。ユーザーは好きなコースを選んでポイントを預け、市場の値動きに応じてポイントが増減します。

ポイント運用のメリット

投資の練習にぴったり!

ポイント運用の魅力は、元手が不要で投資体験ができることです。貯めたポイントを活用するだけなので、実際の資産をリスクにさらすことなく、投資の基本を学ぶことができます

また、証券口座を開設する手間もないため、「投資には興味があるけど、いきなりお金を投じるのは不安…」という人に最適です。運用商品も数種類に限られているため、シンプルな仕組みで投資の基礎を体験できます。

ポイント運用のデメリット

利益が限定的・現金化ができない

ポイント運用は、あくまで「ポイントの増減を楽しむ」ものであり、増えたポイントを現金化することはできません。最終的にはポイントとしてしか使えないため、本格的な資産形成には向きません。

また、リターンも限定的です。市場の動きに応じてポイントが増えることもありますが、大きな利益を狙うのは難しく、長期的な資産運用の手段としては不十分です。


ポイント投資とは?

ポイント投資の仕組み

ポイント投資は、証券会社のサービスを利用してポイントを株式や投資信託の購入資金として使う方法です。ポイントを現金と同じように扱うため、実際の投資とほぼ同じ感覚で資産運用を行うことができます。

証券口座の開設が必要ですが、ポイントを活用できる分、自己資金の負担を減らしながら投資を始められるのが特徴です。

ポイント投資ができるところ

1. 楽天証券(楽天ポイント投資)

特徴

  • 楽天ポイントを使って投資信託や国内株式の購入が可能
  • 100ポイント以上から投資信託の購入ができる
  • 楽天カード決済と組み合わせるとポイント還元率がアップ

おすすめポイント
楽天市場などで貯めた楽天ポイントを効率的に運用できるため、楽天経済圏のユーザーに最適。


2. SBI証券(Tポイント投資・Vポイント投資)

特徴

  • TポイントまたはVポイントを使って投資信託を購入可能
  • 1ポイント=1円として100円以上から投資可能
  • 国内株式の購入にも利用できる(Vポイントのみ)

おすすめポイント
SBI証券の幅広い投資商品にポイントを活用できるため、資産運用を本格的に行いたい人向け。


3. PayPay証券(PayPayポイント投資)

特徴

  • PayPayポイントを使って少額から国内外の株式やETFに投資可能
  • 1,000円単位で米国株や日本株の取引ができる
  • シンプルな操作性で初心者でも始めやすい

おすすめポイント
PayPayをよく使う人におすすめ。スマホアプリで簡単に取引でき、少額から始められるのが魅力。


4. auカブコム証券(Pontaポイント投資)

特徴

  • Pontaポイントを使って投資信託を購入可能
  • 1ポイント=1円換算で100円以上から投資できる
  • au PAYカードとの連携でポイントを効率的に貯められる

おすすめポイント
Pontaポイントを貯めやすいauユーザーや、ローリスクで資産運用を始めたい人に向いている。


5. 松井証券(松井証券ポイント投資)

特徴

  • 松井証券ポイントを投資信託の購入に利用可能
  • ポイントは取引やキャンペーンで獲得可能
  • 投資信託の積立にも使える

おすすめポイント
松井証券を利用している人向けのサービスで、投資信託の積立にポイントを活用できるのがメリット。

ポイント投資のメリット

ポイントを使って入金力UP!

ポイント投資の最大のメリットは、現金投資にプラスしてポイントを活用できる点です。すでに投資を始めている人でも、ポイントを追加資金として活用することで、より多くの資産を運用できます。

また、証券会社によってはポイントのみで投資が可能なため、「いきなり現金を使うのは抵抗がある」という人でも、少額から始められるのが魅力です。

ポイント投資のデメリット

投資リスクがある

ポイント投資は、実際の金融市場で運用するため、価格変動の影響を受けます。投資対象によっては元本割れの可能性があり、慎重な選択が求められます。

また、ポイントの利用条件が証券会社ごとに異なるため、事前にルールを確認しておくことが重要です。


「ポイント運用」「ポイント投資」向いている人・向いていない人

ポイント運用が向いている人

  • 投資初心者で、まずは投資の感覚をつかみたい人
  • リスクを取りたくない人
  • 証券口座を開設せずに手軽に運用体験をしたい人

ポイント投資が向いている人

  • すでに投資を始めていて、入金力を強化したい人
  • 本格的に資産運用を行いたい人
  • 証券口座の開設に抵抗がない人

ポイント運用は投資の練習として最適ですが、長期的な資産形成を考えるならポイント投資を活用するのが良いでしょう。


まとめ

ポイント運用とポイント投資は、どちらもポイントを活用した資産形成の手段ですが、リスクや運用方法が異なります。

「リスクを抑えつつ投資の練習をしたいならポイント運用」「本格的に投資を始めたいならポイント投資」と、自分の目的に合った方法を選ぶことが大切です。

ポイントは単なる「おまけ」ではなく、上手に活用すれば資産形成の一助になります。自分に合った方法で、賢くポイントを増やしていきましょう!

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