日本株・米国株以外で注目!投資初心者向け世界の優良銘柄3選

コラム

世界には日本株や米国株以外にも魅力的な投資先が数多く存在しています。特に、日本や米国に本社を持たない企業にも、長期的な成長が期待できる銘柄があります。
本記事では「世界の優良銘柄」を取り上げ、特に初心者にもおすすめできる企業を紹介します。

日本株・米国株以外に投資するメリット

投資を始めたばかりの方は、日本や米国の株式市場に注目しがちですが、他国の優良企業に目を向けることは、よりリスクを分散し、安定したリターンを狙うための効果的な戦略です。世界中には成長のポテンシャルを持つ企業が数多く存在し、これらに投資することで、特定の市場リスクに過度に依存しないポートフォリオを構築することができます。

投資初心者向けの銘柄選びのポイント

投資初心者が銘柄を選ぶ際は、安定した成長力を持つ企業や知名度の高いグローバル企業に目を向けることが重要です。これにより、リスクを低減しつつ、安定したリターンを期待できます。

安定した成長力

企業が長期にわたり安定した成長を続けていることは、初心者投資家にとって安心感をもたらします。経済の変動にも強く、持続的に利益を上げられる企業は、堅実な投資先となります

知名度の高いグローバル企業

知名度のあるグローバル企業に投資することで、安定性とリスク管理のしやすさを確保できます。これらの企業は市場での信頼性が高く、リスクに強い基盤を持っています。

銘柄選定の基準

企業の成長性、財務の安定性、そして業界での競争力を基準に、投資先を選定することが重要です。過去の実績に加え、将来の成長ポテンシャルを見極めることが投資の成功につながります。

分散投資の重要性

特定の国や業種に偏らず、さまざまな市場に分散投資を行うことでリスクを軽減できます。分散投資はポートフォリオを安定させるための大きなメリットとなります。

注目の世界の優良銘柄3選

ここでは、日本株や米国株以外で注目される、優良銘柄を3つ紹介します。これらの企業は、堅実なビジネスモデルを持ち、グローバル市場で成長を続けている企業です。

銘柄1:ASMLホールディング【オランダ】

半導体産業において、オランダのASMLホールディングは欠かせない存在です。半導体製造に必要な露光装置を製造しており、その分野では世界トップのシェアを誇ります。特にEUV露光装置においては、ASMLのみが製造できる技術を持っており、他社が追随できないオンリーワン企業です。

ASMLの顧客には、インテルやTSMC、サムスンといった世界の半導体製造大手が名を連ねており、長期的な需要が期待されています。特に、今後の半導体市場の成長に伴い、ASMLの業績もさらに拡大する見込みです。

銘柄2:台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)【台湾】

TSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー)は、世界最大の半導体受託製造企業であり、エヌビディアやアップルなどのグローバル企業を顧客に持つことで知られています。パソコンやスマートフォン、自動車など、さまざまな製品に使用される半導体を製造しており、その重要性は年々増しています。

TSMCは、台湾以外にも製造拠点を持ち、欧米や日本などでの生産を強化しています。半導体の需要は拡大を続けており、TSMCはその成長をリードする存在として、今後も注目される企業です。

銘柄3:トロント・ドミニオン・バンク(TD)【カナダ】

カナダは、G7の一員であり、先進国としても安定した経済基盤を持っています。カナダ企業は米国市場にも深く関わっているため、グローバルにビジネスを展開している企業が多いです

トロント・ドミニオン・バンクは、北米で6位の総資産を誇る大手銀行であり、カナダ国内でも高いブランド力を持っています。13期連続で増配を続けており、安定した株主還元が期待できます。株主に対する還元策が優れているだけでなく、リーマン・ショックやコロナショックなどの不況時でも減配を行わない堅実さも魅力です。

税金について

配当金にかかる税金について理解しておくことは、投資リターンを最大化するために重要です。日本株や米国株だけでなく、他国の株式に対しても、日本では配当金に20.315%の課税がかかります。しかし、投資先の国によっても追加で源泉徴収されるケースがあるため、それぞれの国の税率を把握しておくことが大切です。

以下は、各国の配当金に対するおおよその課税率です。

米国: 10%
カナダ: 15%(ただし、楽天証券では25%)
英国: 0%
オランダ: 15%
デンマーク: 27%
アイルランド: 25%
オーストラリア: 0%
台湾: 21%
インド: 10%(米国ETF「EPI」の場合)
ブラジル: 0%(ただし、ブラジル企業による資本利子の配分には15%が課税されることもあります)

国によっては、銘柄ごとに税率が異なる場合があり、さらには証券会社によっても異なることがあるため、詳細は必ず確認する必要があります。米国預託証券(ADR)などの場合は、ADR手数料が追加で発生することもあるので注意が必要です。

例えば、英国やオーストラリアでは、配当金に対する外国での課税は0%となるため、日本での課税のみ(20.315%)が適用されます。配当金の源泉徴収税率を理解しておくことで、より効率的な投資計画を立てることができます。

まとめ

日本株や米国株以外にも、世界には優れた成長企業が多く存在します。今回紹介したネスレ、テンセント、ユニリーバは、いずれも投資初心者に適した銘柄であり、長期的な成長が期待されます。これらの企業をポートフォリオに組み入れることで、リスクを分散しつつ、安定したリターンを狙うことが可能です。

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