5万円以下で買える日本株5選|事業・業績・配当を比較

投資戦略

本記事は、NTT、ソフトバンク、グリーホールディングス、エニグモ、ゼットの5銘柄を、事業内容・直近業績・配当の観点から比較し解説します。

少額で買える銘柄の特徴を短時間で把握できるよう整理しています。

各銘柄の概要

日本株には、100株単位でも5万円以下で購入できる銘柄が存在します。

この記事では、具体的な銘柄の対象範囲と目的を定めたうえで、情報更新日である2026年9月2日時点の株価を基準に解説します。

NTT、ソフトバンク、グリーホールディングス、エニグモ、ゼットの5社を取り上げ、各社の事業内容、直近の業績、配当方針を簡潔に紹介していきます。

5万円以下で買える株注目5社一覧

100株単位の取引でも、5万円以下の資金で投資できる銘柄は数多く存在します。

その中でも重要なのは、各企業がどのような事業を展開し、株主にどう還元しようとしているのかを理解することです。

ここではNTT、ソフトバンク、グリーホールディングス、エニグモ、ゼットという事業内容が異なる5社を取り上げます。

※2026年9月2日終値。

株価変動により5万円を超える場合があります。

それぞれの会社がどのような特徴を持っているか、事業内容や直近の業績、配当方針から具体的に見ていきましょう。

NTT9432

NTTは、携帯電話や光回線などの通信事業を中核としながら、国内外でデータセンターやシステムのインテグレーションといったITサービスを展開する総合情報通信企業です。

2027年3月期第1四半期の決算では、法人向け事業やグローバル事業が安定的に推移し、堅固な収益基盤を改めて示しました。

国内の通信事業で得た安定したキャッシュを、成長領域であるITサービスへ投資する好循環を構築しています。

配当面では、2027年3月期に年間5.4円を予定しており、計画通りに実施されれば16期連続の増配となります。

安定した事業基盤に加えて、株主への還元を重視する姿勢が投資家から高く評価されています。

ソフトバンク9434

ソフトバンクは、モバイル通信サービスを基盤に、法人向けのソリューション事業や金融、Eコマースなど多角的なビジネスを手掛けています。

2027年3月期第1四半期決算では、売上高が1兆8,147億円(前年同期比9%増)、営業利益が3,023億円(同4%増)と好調でした。

特に法人事業や金融事業が成長を牽引し、すべての報告セグメントで増収を達成しています。

株主還元にも積極的で、2027年3月期の年間配当予想は1株あたり8.8円です。

2026年9月2日時点の株価で計算した予想配当利回りは3.65%と、高い水準を維持している点が魅力です。

グリーホールディングス3632

グリーホールディングスは、ソーシャルゲーム事業で培った技術力を基盤に、事業の多角化を積極的に進めています。

現在はゲーム事業に加え、ライブエンターテインメント、アニメやマンガのIP事業、さらにはAIを活用した新規事業にも注力しています。

2027年6月期の会社計画では、売上高510億円、営業利益39億円を目指しています。

既存のゲーム事業で安定収益を確保しながら、新たな収益の柱としてメタバースやAI領域の事業をどこまで成長させられるかが注目されます。

株主還元については、2027年6月期の年間配当として1株あたり22円を予想しています。

成長への投資と株主還元のバランスを取りながら企業価値向上を目指す方針です。

エニグモ3665

エニグモは、海外のファッションアイテムを購入できる通販サイト「BUYMA(バイマ)」の運営を主力事業とする企業です。

近年は旅行サービスの「BUYMA TRAVEL」や、新規事業、M&Aを通じて事業領域の拡大に取り組んでいます。

2027年1月期第1四半期の売上高は14.63億円で、現在、事業基盤を再構築するための構造改革を優先している段階です。

中長期的な成長に向けた主力事業の立て直しが今後の課題となります。

2027年1月期の配当は年間30円を予定していますが、このうち20円はBUYMAの20周年を記念した一時的な記念配当です。

恒常的な配当は10円であるため、配当利回りを評価する際にはこの点を考慮する必要があります。

ゼット8135

ゼットは、野球用品の「ZETT」ブランドで知られるスポーツ用品の専門商社です。

自社ブランド製品の企画・販売に加え、国内外の有名ブランドの卸売も手掛けており、スポーツ用品市場で確固たる地位を築いています。

2027年3月期第1四半期の決算では、堅調なスポーツ需要を背景に安定した業績を維持しました。

特に、主力である野球関連用品の販売が好調に推移し、収益を支えています。

株主還元策として、2027年3月期は1株あたり18円の年間配当を予想しています。

2026年9月2日終値時点の予想配当利回りは約4.16%であり、安定した事業基盤を持つ高配当銘柄として注目されます。

公開前に最新株価と決算を再確認する手順

株式投資において、情報の鮮度は非常に重要です。

特に株価は日々変動するため、購入を検討する直前に最新の情報を確認することが欠かせません。

ここでは、証券会社のツールを使った株価の確認方法から、企業の公式発表でチェックする決算数値の確認方法、そして5万円以下で買えるかどうかの最終判断の注意点までを解説します。

この手順を踏むことで、古い情報に基づいた投資判断を避け、より確度の高い意思決定ができます。

株価の確認方法

最新の株価は、お使いの証券会社の取引ツールやアプリで確認するのが最も手軽で正確です。

「個別銘柄」や「銘柄検索」といったメニューから、証券コードを入力して検索します。

例えば、楽天証券の「iSPEED」やSBI証券の「HYPER SBI 2」などのアプリを使えば、リアルタイムの株価やチャート、気配値などをわずか数秒で確認できます。

投資判断をする前には、必ずこの方法で最新の株価を把握し、想定した予算内で購入できるかを確認してください。

決算数値の確認方法

決算数値とは、企業の経営成績や財務状況を示す公式な報告書のことです。

最も信頼できる情報源は、各企業の「IR(Investor Relations)」または「投資家情報」のウェブサイトです。

各社のIRサイトには、「決算短信」や「決算説明資料」といったPDFが掲載されています。

例えば、NTTの2027年3月期第1四半期決算短信では、売上収益や営業利益の具体的な数値と前年同期比が記載されています。

証券会社の情報だけでなく、企業が公表している一次情報を直接確認することで、業績の背景や今後の見通しについてより深く理解できます。

5万円以下判定と記載注意点

100株を5万円以下で購入できるかの判定は、「最新株価 × 100株」の計算式で行います。

株価は常に変動するため、紹介した銘柄が常に5万円以下であるとは限りません。

例えば、ある銘柄の株価が501円になった場合、100株の購入には50,100円が必要となり、「5万円以下」の条件から外れます。

実際に、当初候補だったタウンズ(506円)は、基準日時点で条件を満たさなかったため、紹介対象から外しています。

紹介した銘柄に投資する際は、ご自身の取引タイミングで必ず最新株価を確認し、予算内で購入可能かどうかを最終判断することが重要です。

まとめ

本記事では、NTT、ソフトバンク、グリーホールディングス、エニグモ、ゼットの5銘柄について、事業内容、直近業績、配当を中心に比較しました。

同じ価格帯で購入できる銘柄でも、通信、エンターテインメント、EC、スポーツ用品など事業内容は大きく異なり、業績や配当の特徴にも違いがあります。

銘柄を見る際は購入金額だけでなく、どの事業で収益を上げているのか、足元の業績がどう推移しているのか、配当がどのように設定されているのかまで確認することで、それぞれの企業の特徴を把握しやすくなります。

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